3週間目になるアパートの水が化学臭いということが明らかになってきた。
シャワーの水お湯は勢いよく出るが、これも化学臭い。
肌から化学物質が吸収されるだろう。
ご飯を炊く水道の水も化学臭いから、米を洗うだけにして炊く水は温泉水を使用している。
今日、炭焼しているところで屑炭をもらってきて、ご飯を炊くときに炊飯器に炭を入れて炊いてみた。
すると、煮たぎって吹き出してきた
昨日までは水が多かった時でも吹き出すことはなかった。
炊きあがりは随分と柔らかくなった。
今日汲んできた温泉水6リットルのボトルにも炭を入れてみた。
この温泉水は少し硫黄っぽい臭味がする。
化学臭の原因は、このアパートのプラスチックタンクにあるのだろう。
そのプラスチックの臭いが水に移っているようだ。
オーナーが9,000฿で買ったという浄水器が設置されていて、別途にそこからボトルに詰めることができるのだが、一度だけ汲んで味見してみると、化学臭は消えていない。とても飲めるものではない。
オーナーは20km程離れた家に住んでいるのだが、ここまでやってきた時にはボトルに水を汲んで帰る。
洒落た家を建てていて、金には困ってなさそうな裕福系のタイ人なのだが、このような化学臭い水をなんとかしようという気にならないのが不思議。許容範囲なのだろう。
オーストラリアに何年も住んでいたらしく、英語は流暢なタイ人夫婦。
9000฿の浄水器に対する信仰心の熱さから、盲目、盲鼻になっているのか、単に化学中毒で異常を感じないのか。
タイ人は化学汚染に対して不感症っぽい。
室内のシックハウス臭があるだろうのに、夜間は防犯のためなのか窓を密閉して寝ている人が多い。
タイではどこの住居でも水質が満足できるところは皆無と言える。
水がめちゃくちゃに濁ったり、でなくなったり、ポンプが煩かったり、異物の混入が多すぎたり、化学臭がひどかったり、必ずなんらかの問題がある。問題を指摘しても、なんとかすぐに改善しようという態度は見られない。
タイに来て、まともな水道を有する家を借りることのできる確率は10%以下ではないか。
化学臭を避けるためにタンクの中に墨袋を入れてみたらどうだろうか。
ステンレス製を選択すべきなのだろう。
できるならば、木のタンクが良さそう。
ここは小さな街の外れに位置し、大きな汚染源はなさそうなところなのだが。周りは田園に山ありで風光明媚なところ。
セメントタンクの場合には、隙間があいていて蚊が繁殖しやすい構造になっていることが多いのも難点。
このアパートの部屋は:
交通騒音がひどい。
シックハウス臭がする。
水が化学臭い。
エアコンの効きが悪い。
屋根が薄く、日照り輻射熱で室内がムッとする。
オーナーが非良心的。
早急に移転すべき状況にある。
最後のスラタニの家に比べると生産性がガタ落ちな感じ。