3日目の朝、Gorepani からもう一回プーンヒルに登るか否か迷っていたが、まだ暗いうちに目が覚めたので散歩がてら歩くのも悪くなかった。前日までの疲労感もなかった。
6時出発。
月が明るくてライトはいらないくらい。
周りの宿からも歩き始める人がいる。
プーンヒル料金所の迂回路
早朝のみの50ルピー徴収所の手前から右側に迂回路があるのを前日に発見していた。
料金ゲートはここ:
迂回路はここから右方に入る。
山道がくっきりとしている。途中で道が不詳になるが草地を上方に歩けば石段歩道に合流できる。
この辺に上がってきて合流する:
プーンヒル山頂3210mから朝日色のダウラギリ
45分でプーンヒル山頂に着いた。
日の出はその15分後、7時だった。
手袋なしに写真取ってると手が凍りそうになる。
足先も凍りそうだった。
風も強め。
寒くなければ長居できるのだが。
日本語話してるのは10人ぐらいいた。
8時前にはほとんど人がいなくなる。
宿に戻り、スマホカメラの充電休憩後、10時チェックアウト。
Annapurna View Lodge でダルバート
40分後の Annapurna View Lodge でダルバート400を300Rs にしてくれそうだったので座り込む。
大カップのブラックティーがサービスで出た。
ここは前日に立ち寄ったこともあって、サービスが柔軟でいい。
ダルバートは、おかわり一回で満腹になる。
自分で好きなだけ取るということはできない。
あくまでも給仕を待たねばならぬ。
もう少しダル(豆汁)を、と思っても遠くにいると面倒で呼ぶ気がしない。
注がれた分は残したくないので食べ過ぎになりがち。
ネパールのダルは水っぽくて固形分が少ない。
ここのダルバートには青野菜に大きな豆が入っていてよかった。
ダル=豆
バート=ご飯
ダルバート=豆ご飯
である。
これをネパール人の家庭では、昼、夜の2回食べるそうな。
それ以外の時間には焼きそば、モモ、サモサ等の間食となる。
食後 Annapurna View Lodge の100Rsの部屋を見せてもらった。
眺望は良いが、室内に電源コンセントがないのが難。
Wi-Fi はある。
初日に泊まった宿はこの30分ぐらい下だが、室内電源がある。Wi-Fi はない。
縦走か往復か、トレッキング
同じ道を往復トレッキング・ハイキングでも、歩く向きが反対だし、時間帯も天気も異なるからまた違った風景であり趣である。
登りの時に会った人達と再会しながら下るのもいい。
登りの時は家にいた少女が、下りの時には学校帰りで一緒に歩くのもいい。
今回の場合、往復トレッキングのメリットは、宿に不要な荷物を置いて行けるということ。手ブラに近い軽さで歩けること。
これを縦走一本道にして、Nayapulに抜けてバスで Ratopani に戻るということもできるが、バスは地獄の苦痛な上に300Rs と4時間ぐらいかかる。バスがなければもう一泊になる。
全部の荷物を担いでいけば、Nayapul からポカラに抜けられるが、10kg以上のバックパックを携帯して2000m登り、30kmも歩く苦難となる。
状況と気分に応じてルートを選べばよい。
今回はできるだけ身軽でどこまで行けるか、やってみようという気分であった。
一泊で戻れるところをゆったり時間を取って2泊3日にした。
手ぶらトレッキング、身軽であることを最優先にした。
大成功であった。
ABCトレッキングに行くなら、着替えの衣類、靴下を追加し、自炊電気ポットと食糧を追加すれば行けそうである。
寝袋は必要なし。十分な数のブランケットがない宿には泊まらなければよい。
3kg~5kg以下に収まるだろう。
20日程度かかるというアンナプルナ・サーキットの長いトレッキングは、土埃を巻き上げる車道を歩く部分、不快歩行距離数が多そうで、気が引ける。いいところも多いだろうが。
今の時期、極寒時期の山が殺風景なのは日本と同じである。
山は花の時期がいい。
できれば4月頃に歩きたい。
今回のコースは他の國の國立公園の大自然の中を歩くのとは異なり、自然は少ないといえる。
ただ世界で最も標高の高い山並を間近に見れるというだけである。
日本の富士山登山に似ている。
それでも春には路傍の花が多くなるだろう。
春の雪解け水には高山植物が豊富に見られるだろう。
蜜柑を買える処
下山後半、後1時間でラトパニに着くというところの民家でミカンが買えた。
大きなみかんの木に実がたくさん。
もぎたての2kg。その場で1kg 食べて行く。
1kg100Rs が言い値だが70Rsにする。
ついでにローカル米1マニ100R, 模様が綺麗な豆1kg 200R で。
生産者直売がいい。
ミカン買える処:
山焼きで眺めが濁る
Jomson 方面の遠くの空気が濁ってるな~と思いながら下ってくると山を焼いていた。
夜通し燃えていて朝起きても燃えていた。
灰が舞う。
丁度宿の兄さんが Beni に窓を買いに行くと言うので便乗することになった。