ヒンド・ネパールについての話でたびたび目にするのが、左手は不浄の手だから、右手だけで食べる、というのがある。彼らはスプーンなどは使わずに、手で食べているのはよく見かける光景である。
なぜ左手が不浄なのかというと、トイレでトイレットペーパーなしで大便したあとには、左手と水で洗うから、ということらしい。
ほんとにトイレットペーパーを使わない文化圏の人々は、左手のみで尻を洗ってるのだろうか?
実際のところは、誰かに観察されているわけではないので、右手を使っているのか、左手を浸かっているのかは証明できない。
アンケートでもしてみないとわからない。
左利きの人はどうするのか? という問題もある。
実際には右利きの人は右手で、左利きの人は左手を使って洗っているのが普通ではないだろうか。
わざわざ使いにくい手で洗うとは考えられない。
トイレの後に両手を洗浄するのであれば、右手も左手もきれいになるから区別する必要はない。
食べやすい方法で食べればいい。
吾は、チャパティーは左手でつかみ、右手で引きちぎって食べる。
ライス等は右手スプーンで食べる。
スプーンがなければ、自分のバッグからスプーンを取り出して洗って食べることもある。
ネパールではチャパティー=ロティは付いてこないことも多い。