初めて青空の少し見える朝。
ジョギングツアーでどこまで行けるか試してみた。
東方面へ、丘の上の大学を過ぎ、Thimphu と Pasakha への分岐点の手前に関所があった。
およそ4km地点。
車両は止まっているようだ。
手ぶらの歩行者は停められない。
素通りできた。
ちょうど雨が強くなり、雨宿りしながらゲートの状況を観察。
Timphu 方面に行くバスは停まるようだが、逆に プンツォリング に戻るバスは停まらないで素通りしていた。
ということは、帰りはバスに乗ってプンツォリングに戻れる。
お金は100ヌルタンのみパスポートに挟んでいる。
時々、City Bus と書かれたバスがPasakha 方面に行き来する。
今回はPasakha 方面を探索する。
1時間弱で雨が止んで車の少ない道を歩き始める。
山の林道という感じ。
道幅は広いが。
幾筋も山水が流れて飲めるようにしてある。
緑濃く、水豊か、蝶も舞う。花もいくつか。
牛、やぎ、馬あり。
鶏は見なかった。
人家はほとんどない。
+6km 地点で広大な河原に青いバラックの塊が見える。
マーケットか。
幹線道路を300mぐらい下流にはずれて行ってみると、マーケット。
日曜日だけのサンデーマーケット。
そこはヒンド領らしい。
ヒンドのリキシャが下方から時折走ってくる。
Jaigaon まで相乗りで 25ルピー。
マーケット見物した後、満載リキシャで帰るとジャイガオンのボーダーまで行かず、バスターミナルまでも行かないところで終点25ルピー。
そこからまたリキシャで10ルピーでボーダーまで戻る。
この区間は検問など全くなしだった。
マーケットでは、白くて黄色っぽい液体を2人で飲んでいる男がいて、何か尋ねると、シンチャン という。
コップ一杯10ルピーで飲んでみると、酒っぽい。
一種のどぶろく風味。
モモも注文して休憩。
ちょうど12時頃でスマホのバッテリーは切れた後だったので写真は撮れなかった。
朝6時から6時間しかもたない。
雨宿りの時、ネットサーフィンして画面つけっぱなしだったから電池消費も多くなっただろうが。もう少しもって欲しい。
バッテリー切れがなければもっと先に歩いたかもしれない。
そこから遠くに工場の黒煙がもうもうと立ち昇っていた。
聞くと Ferro silicon シリコン工場という。
ビールの工場も近い。
こんな空気の汚れたところでビールを作るとはいかがなものか。
ブータンのビールが怖くなった。
人が住めるようなところではないところで作られたビールは恐ろしい。
ビールに使える湧水が豊富なのか。
これはブータンの恥部といえるのかもしれない。
環境保護なら、工場煤煙の規制も厳しくするだろう。
見るからに恐ろしい黒煙が一帯に立ち込める。
近づいて行く気がしなくなった。
バッテリー切れで写真ももうとれない。
ブータンの相乗りタクシーが頻繁に通る。
それに乗ると60ルピーで戻れる。
稀にしか通らない大型バスだと25ルピーらしい。
見ると満員で座れないから乗りたくない。
ヒンド式リキシャでジャイガオンへ直通した。
がたがた道、後舗装道。
こんな経路:
帰りのリキシャはずっとヒンド側を通る。
ブータンでは外人ツーリストはガイド付きでないと動けないようになっている。
ということは、ガイドのいない日本人が一人で歩いているとしたら、それは自國民のブータン人そのものに見える。
検問所ではブータン人のような日本人には無関心となる。
ヒンド人だけはガイド無しで、公定料金なしでブータンを旅行できるらしい。
河原マーケットはここ: