以前、「Google の通貨を変更する方法」を書いた。
Google 現在位置の通貨優先の法則に変更
その後、仕様が変わり、Google Japan Blog は2017年10月30日に、
本日より、モバイルウェブ 及び デスクトップ版の Google 検索 とGoogle マップにおいては、ドメイン指定によるサービスの選択から、ユーザーの現在地に応じて、今いる國のサービスが自動で選択されるようになります。たとえば、オーストラリア在住の人が利用している場合、オーストラリア向けのサービスで情報が表示され、週末ニュージーランドに旅行している時には、自動的にニュージーランド向けのサービスに変わります。オーストラリアに帰國すると、途切れることなくオーストラリア向けのサービスに戻ります。
と言っている。
だから、ネパールにいる場合は、ホテルを検索したらネパールの通貨で表示されるのが標準となる。
それを他の通貨に変更したければ、
ブラウジング中に適切な國のサービスにつながらない場合には、設定画面でどの國のサービスを利用するかを選択してください。Android 及び iOS 版 のGoogle アプリも、「対象の地域」を設定することができるようになります。今後は ccTLD を入力して國別のサービスを選択する必要はなく、上記の設定画面から変更する方法へと変わります。どの國のサービスを利用しているかを確認したい場合は、検索結果画面の最下部の表示をご覧下さい。
と言っている。
日本の通貨にしたければ、Web検索画面の最下部にある現在の場所の表示を確認し、
設定→検索設定→地域の設定→日本
と設定すればよい。
これで日本にいることになり、日本の通貨、円で価格が表示されるようになる。
Google 検索サイトの検索結果とGoogle Map の検索結果は別物
Chrome 等のWebブラウザでGoogle検索している場合はこれでいいが、
PCであっても、Google Search ではなく、Google Map の検索結果では、現地通貨のままな場合がある。
その場合は、URL を確認し、 co.jp com.np 等の國識別子を変更してみる。
表示したい通貨の國のGoogle Mapサイトで検索する。
Google Map アプリの通貨変更はキャッシュの消去から
スマホの Android 地図アプリ、Google Map で地域のホテル検索をすると、ネパールの通貨のままだったり、昔滞在していた國の通貨で表示されたりする。
この場合は、アプリのキャッシュを削除してみる。
アンドロイド全体の設定→アプリ→Maps→強制停止→ストレジ→Clear Data
アプリを再起動。
まだ現地通貨で表示される場合は、ロケーション、位置情報をオフにしてみる。
Google 地図アプリの通貨変更は簡単ではない。
素直に通貨変更の設定項目を増やしてくれればよいのだが。
個人的には旅行中に現地で地図アプリを見ながら現地のホテルを探すことが多いので、現地の通貨で表示されたほうがいい。
パラメータをつけて検索する方法
Google 検索サイトでは、パラメータを付けて検索國を分ける方法もあるが、これは Google Map のサイト、アプリでは使えない。
?gl=ja
?gl=de
?gl=th
?gl=in
などを検索URLに付加する。