マハバリプラムの宿の屋上から通りを見下ろすとガリガリと音がする。
レストラン前で、自転車の車輪を回転させて包丁の刃を研いでいる。
かねてからアーミーナイフの刃を研ぎたかったので、すぐに降りていって値段も聞かずに研いでもらった。
思ったより時間がかかった。
仕上がりはどちらかというとガタガタ。
先っぽの刃は一部かけていた。
回転ヤスリの目が、粒が粗過ぎるのだ。
いくらか切れるようになったかもしれないが、研がなくてもいい部分まで削れて醜くなっている。
10ルピーあげようと思ったら小銭がなく100ルピー札しかない。
それで値段を聞いたら50ルピーで、彼にもお釣りがないから近くの茶屋を指さして替えてこいという。
他のバナナがぶら下がっている店で2本10ルピーで買う。
戻りしな、少し移動していた刃研ぎ屋に20ルピー札を渡すと文句も言わずにうなずいていた。
20ルピー相当の仕事であった。
結論
ナイフの刃研ぎは砥石で繊細にすべし。
自転車の回転力を刃の研磨に利用するというアイデアはいいのだが。
目が疏すぎる。