タイからラオスに抜ける國境はいくつもあるのだが、これを無料で通過することは非常に困難であることが明らかになってきた。
タイ側國境 タリTha Li、バンナクラセン Ban Na Kra Sengでは、車の書類を作成するのに手間かかる。
税関では前回のミャンマー行きでコンピューターに既に登録されている車のせいか、スムーズにいきそうだったが、やはり持ち出し期間は30日間になっていたので、クレームした。
ラオスに2週間、ベトナムに3ヶ月、ラオスに戻って2週間、合計4ヶ月必要だから訂正してくれと。
税関本部に電話照会したりしてバタバタするだけで結局30日のままだった。
だが、前回のように超過1日あたり1000฿、最大10000฿の罰金とかいう赤スタンプは押されずに、ただ戻ったらこの紙を税関に返却せよ、とだけの赤スタンプを押された。
制度が変わったとも言っていた。
そもそも外國車をタイに持ち込むのなら30日とか制限するのもわからないでもないが、タイの新車を外國に持ち出すのに30日に制限する利益はタイにはないのである。
タイで買った新車ということを認識されたら罰金などなさそうな雰囲気であった。
今度は車でタイを出國することがバレたので、イミグレのほうでConveyance という書類を2部書かねばならなくなった。
そのためにまたパスポートのコピー、車検証のコピー2枚、車パスポートのコピー2枚。が必要になった。
近くでできたが10฿。
ミャンマー入りの時は、車のパスポートは必要とされなかったし、スタンプも押されなかったが、今回は車のパスポートにスタンプが押された。
1時間10分かかった。
次からはコピーを用意していくとよい。
ラオス側ではタイで作成した書類を利用してそこにスタンプしていた。
ラオス独自の書類は作成しなかった。
保険についてもあえて言及されなかった。
ラオス側には11時50分に入國スタンプ窓口に入ったら、どこへ行くのかと聞かれて遠いルアンプラバンと答えたのがいけなかった。
すぐ近くの街まで行ってすぐに戻るよ、と言えば自家用車で来たとさとられずにスタンプ押されて済んでいたかもしれない。
自分の車で行くのかと察知されて、先に車の7番窓口に行ってこいと回されたがタイで作った書類を見るだけですぐにまた1番窓口に戻ってくると、入國カードを書かされて、それをまたスタンプ男に出してスタンプを押し終わると、また1万キープ要求してきた、
なぜかと尋ねると、オーバータイムチャージという。
時計を見ると12時10分。
昼休みということか?
12時前に来たでしょう、と言うと、じゃ1時までそこで待て、と。
わかった待つよと、ベンチに座ってユーチューブを見る。
車に行ってなにか食べてくるのも良かったが。
その日は2月15日でシンガポール陥落記念日であった。
全アジアの國で祭日たるべき日であった。
それでシンガポール陥落関係の動画を見ていたらすぐに1時間ぐらい過ぎてしまう。
途中で先の車部門窓口の女が来て金払ったらいいでしょう、金はないよ、と返すと、後で140฿必要なのよ、何で?理解できない、とやりとりした。
1時じゃなくて1時半とも言われた。
どこにも時間が書いてないのなら嫌がらせとしか理解できない。
できたのはタイで作った書類にラオスのスタンプを押し、お金は一銭も払っていないのに、5000Kip の領収書まで貼り付けてある。
何のサービスチャージだというのか? オーバータイムチャージのことじゃないの?
オーバータイムチャージがかからない時間は?
一体、ラオス國境でオーバータイムチャージがかからない時間帯はいつなのか?
月~金曜日の8~12時、13:30~16時?
午後の通常労働時間は2時間半ということか。
午前も9時からかもしれない。
どこにも公にされていないのだ。
これがラオス共産党のやり方なのである。
ラオス人のグウタラさ、ここにあり。
道路のデコボコさを見ても明らか。
ラオスの道路の悪さはミャンマー以上。