木材をホームセンター等で購入して蜜蜂の巣箱づくりをすると、巣箱1個あたり2,500円くらいかかる。
壁土を竹カゴに塗っても巣箱はできる。
近くの竹藪から竹を調達して、土と藁を練って作ればタダ。
百均のすだれを円筒状にして泥を塗っても丸胴巣箱ができそう。
メリット:結露しない。
島原地方の伝統巣箱
◎壁土を塗ったハチ籠の構造◎
竹を巾一センチに割り、厚み二~三ミリにへいでヒゴを作る。また巾一~一・五センチ、厚み五ミリ、長さ六〇センチの縦骨を三十本作る、両者で高さ六〇センチ、直径四〇センチの円筒型の籠をあむ。その籠の中ほどの高さに四方に三センチの穴を開ける。二本の枝木を籠の中央で交差するように穴を通す。十文字に組み支えとする。
直径一センチの藁縄をなう。中心から外周に渦巻状に巻き平面を作る。直径四〇センチの円形を作り、細い藁縄で結束する。古来、各地で敷物として使われた円座である。
赤土や粘りの強い水田の土に、一〇センチに切った稲藁で作ったスサを混ぜ合わせる。それに水を加えて、こねて壁土を作る。
円筒竹籠の外面に二センチの厚さに壁土を塗りつける。内外両面に塗ることもある。座布団より大きめの厚み一〇~二〇センチの平べったい石を用意する。自然石や採石場で見つけ壁土塗り竹籠を置く台とする。
晩春から初夏に巣分かれしたハチを見つけると、円座を持って行く。下面にハチを集める。準備しておいた平石の上に壁土を塗った竹籠を置き、ハチ下りの円座で蓋をする。各々の接触箇所は壁土で接着し固定する。
竹籠の最下部、石と接する部分にハチの出入口を作る。生乾きの壁土を竹ベラで切り開く。高さ一センチ、横巾五~一〇センチの巣門である。
また、直径一センチの穴を格子状に開けた、厚さ一センチ、一〇センチ四方の平板を作り、嵌め込み巣門とする法もある。
分蜂群をつかまえてから竹籠を作り初め、生乾きのままで飼いはじめることもある。
「土で作った巣籠は水滴など壁面で吸収するのでよい。採蜜は 7 月頃, 風を吹きかけながら昼間行う。蓋を取り支柱より上の部分だけを採る。l 升から1 升 5 合くらいの収穫があった。 」
ルーマニアの伝統巣箱は牛馬糞籠:
土器ができるまで https://www.city.anjo.aichi.jp/shisei/shisetsu/kyoikushisetsu/documents/dokigadekirumade.pdf