チェンライの住所で退職ビザ、リタイアメントビザを新規に申請するには、チェンライ空港の近くにあるイミグレーションオフィスではなく、メーサイに行かねばならぬ。
先にチェンライ空港のイミグレに行ったら住所の登録、書類のチェックなどしてくれるが、メーサイに行けと言われておしまい。
リタイアメントビザの新規申請はメーサイで
翌朝バスでメーサイのイミグレーションオフィスに行き、2階のドアがあいて入るとすぐに目の前に窓口長カウンターデスクがあってその中の女のひとりに要件を言うと、何やらイチャモンをつけ始めた。
「一度、退職ビザを切らしているからもうダメだ、なぜヒンドへ行っていたのだ?
最後のラオスからの無査証入國のスタンプに警告文が書かれているからここではできない、國外で申請せよ。」
とか。
タイ語はできるか、少し、などのやり取りもすごく攻撃的、こちらのいいぐさにケチをつけてくる。
他の職員にもダメよね、と釘をさしにいく。
そして、出入り口の左脇にあって素通りしてきた受付デスクの女職員に回されて追い返されそうになった。
どうしても警告文付きの無査証入國では前例がないらしく、チェンコーンのイミグレに行ってこいとかいう。
こちらは、警告文付きの無査証入國ではタイ國内で退職ビザの申請はできないなどという、そんなルールがあるのならその公文書なり、法律の該当箇所を見せてくれと言って退かない。
ようやくそこのトップオフィサーが呼ばれること数分後、議論を始める。
彼女も澁ったあげく、そこの上位機関であるチェンマイのイミグレに電話をはじめた。
それで結局申請できることになったが、近くの銀行の支店に言って、口座の金をいくらか引き落としてから通帳のコピーをしてこいという。もう通帳のコピーはしてあるのに。
そして、申請書の副本をコピーしてこいという。
申請書もそこの用紙に新規で書き直すことを求められた。せっかくダウンロードしてPCで記入し印刷してきたのに。
写真も最後に残った一枚を貼り付けていたが、もう一枚必要になったのであらためて写真を取り直す必要が生じた。幸い写真屋もコピー屋も道路向かいにあって陸橋を越えて行ける。
コピー代は最初1枚2฿と言われるが、最後はタイ人料金の1฿で精算してくれた。
銀行は1kmぐらいを歩き、写真を取り、コピーをつくりなおし、昼休みを挟んで1時にイミグレに戻った。
今度は別の担当職員にできた書類を見せたら、銀行残高の証明書の担当者の署名がコピーになっていてダメで、また1km先の銀行支店まで戻って自筆ペン署名してもらうはめになった。
申請料2000฿払い、30分ぐらいで終わった。3週間後に受け取り日を指定されて帰る。
観光ビザ2ヶ月はラオスのビエンチャンでとると1000฿、
タイ國内でのビザの30日延長は1900฿、
退職ビザの新規申請は2000฿で最初は2ヶ月半しか有効でない。
2ヶ月半後に更新料2000฿で1年有効になる。その後は1年毎の更新。
更新は有効期限の1ヶ月前からできる。
更新時期には必ずタイにいないといけないのが問題。タイに縛られる。
タイ出國時には再入國許可がいる。1回1000฿。マルチ再入國許可は3800฿で何度でも有効期限まで。
必要書類
● ビザの切り替え申請フォーム(観光ビザから退職ビザに切り替え)2部
● 証明写真(4センチ×6センチ)2枚
● 住居の賃貸契約書
● 住居のタビアンババーン(大家に求める)
● 大家のIDカードのコピー
● パスポート原本、コピー(顔写真の頁、入國スタンプと出國カードの頁)
● 銀行通帳原本(タイの銀行でバーツ建てで80万バーツを自分名義で預金しているもの)
● 銀行通帳の全頁コピー(申請当日に現金を出し入れしてからコピーすることを求められた。)
● 銀行残高の証明書。銀行に発行してもらう。銀行手数料100バーツ。3日間有効。銀行担当者自筆の署名(コピーは不可)
全部2部必要になった。チェンマイのイミグレ宛用とメーサイイミグレ用かもしれない。
バンコクで申請した時に添付した、住居の地図は必要なかった。もともと必要なかったのかもしれない。
80万バーツ以上の外貨送金証明書は2回目の申請だからか、必要なかった。