ナムディンはポルトガル人から切支丹教を伝道された地域らしく、古めかしく歴史を感じさせるカトリック教会堂も多い。よく見かける。
1533年、丁度日本に切支丹ザビエルがやってきた頃。
その後のフランス植民地時代にはフラン式カトリック教会が多数建てられたのだろう。
フランスは去ったが、カトリック切支丹の心は残った。
現在ベトナムには900万人ぐらいの切支丹がいて、アジアではフィリピン、朝鮮につぐ多さとなっている。
南ベトナム時代の大統領はカトリック切支丹で、佛教を弾圧して、佛教旗を揚げることを禁止したそうな。1963年には射殺する事件も起きている。
南ベトナム政府が滅ぶべき運命にあったのはそのせいだろう。
90%以上の佛教徒國民を敵に回す南ベトナムサイゴン政府とは何だったのか。
北の共産党政府も宗教を奨励しないのは同じかもしれないが、南の弾圧よりはましだたのだろう。
ベトナムには佛教寺はほとんど無きが如し。見かけない。
儒教寺はよくあるが。
ベトナムの切支丹堂は、タイにあるようなチャチなものではなく、欧州式純正の大聖堂である。
日曜日の朝。