Kyaukme チャウメ での一大発見はどぶろくバーであった。
日が暮れて、市場を離れて食事処を求めて車で徘徊していると、鉄道線路ぞいに飲み屋などが連なっていたので歩いてみた。
ビール瓶の隣のグラスに白い液体が灌がれている。
何だろうと、値段を聞いたら500Kというから座って飲んでみた。
何か?と尋ねると、カウイー、と言っていた。
米の水という意味か、
カウはタイ語、タイヤイ語の米、だろう。
イーはビルマ語 ရေ 水。
よく冷えている。
ビール瓶の再利用で栓もきっちりしまっている。
炭酸が強い。
シャンパンのよう。
アルコールが入っているのかは最初のうちは半信半疑であった。
2本目に入った頃からじわじわと酔ってきた。
ビールなんかよりもよほどうまい。
どぶろくシャンパンといえる。
ひまわりの種をつまみとした。200チャットという。
トイレで奥に行くと、仕込まれた瓶が大量に並んでいた。
つまみがなかなか無くならないから3本目に入った。
くらくらに酔っ払う。
酔いを中和するのに水をたくさん飲む。
帰る時には合計1000チャットで済んだ。
一本300チャット=22円でつまみは100チャットの計算か。
こんなどぶろくバーが世界中にあればいいのだが、と思う。
ビアバーよりもどぶろくバーがいい。
日本で「スパークリングどぶろく」として販売しているところがあった。
720ml 1本 2000円。
ここミャンマーのチャウメでは、1本300チャット=22円だった。
100分の1の安さになる。
ビール瓶にいつも満タンに入っているわけではないようだから、600mlとして、90分の1ぐらいか。
日本でもタイでも自分でつくるしかなかろう。
ミャンマーのカフェ・バーでは男だけ
いつもカフェには男しかいない。
酒バーにも男しかいない。
この点、イランに似ている。
ミャンマーの女は酒を飲まないようにしつけられているようだ。
男女の分離が厳しい。
温泉地でも可能な場合には男女別のプールに分かれている。
翌朝の散歩。駅があり、生鮮市場があった。
チャウメのどぶろくバーはここ: 3軒ぐらい並んでいる。