3月22日に3年前にアマゾンで買ったSSD、Samsung SSD 500GB 850 EVO M.2 を入れたWindows10 が起動しなくなった。
SSD ディスクの容量不足の警告が出て、すぐにファイルをいくらか削除して5GB ぐらいの空き容量になった。
休止状態になって、再開起動できなくなった。
過去3ヶ月分の写真などがバックアップされていなかった。
ほとんどの画像はGoogle Photoにバックアップされていたが、一部サムネイルのみであったり、2週間分ぐらいはまったくアップロードされていなかったり、デジカメの写真をPCに取り込んだ写真がアップロードされていなかった。
重要なめぼしい写真はすでにこのブログにアップロードしていたのでよかった。
そこで本体ノートPC LAVIE Direct HZ , PC-GN276W1AA から取り外し、そのPCにはオリジナルの128GBのSSDを取り付けると、当初の状態で起動した。
USB外付けにして問題のSSD500GBを接続すると、エクスプローラーではディスクの容量などの情報が表示されない。ディスクの管理の画面ではフリーズして表示されない。
その状態からある程度ディスクの内容が見えるまでに復活した経緯。11日後に救出成功。
Linux UbuntuをUSBなどにインストールして、USBから起動するようにする。
Linux で ntfsfix コマンドなどで対象SSDをいじってみる。
その後、改めてWindows10に外付けしてみると、ディスクの容量状態まで表示されるようになったが、クリックして展開すると、個人ファイルが権限の関係で簡単に開けす、管理者権限変更をやってる最中にフリーズしてしまう。
USBプラグとPCに何度も抜き差しながらの作業を繰り返す
そのうちに、PCに接続すると、「スキャンして修復しますか?」のポップアップダイアログが表示されるようになったので、すぐに修復を試みるが30秒後に停止してしまうことを何度も繰り返す。
その後、接続すると認識されるようになって、エクスプローラーにも展開表示されるようになるが、目的の救出したい個人ファイル、写真ファイルまではたどり着けない。
そこで管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、一本釣りで特定のファイルを copy, xcopy, robocopy コマンドで次のように救出コピーできた。
robocopy /MIR /NP /NDL /NFL /z /zb /R:0 F:\Users\myname\Pictures\2018 C:\Users\myname\Pictures\2018
また、RichCopy というGui ソフトは優秀で、30秒でフリーズしてしてしまうSSDを抜き差しすると、自動的にコピー作業を再開してくれる。
とにかくUSB接続して30秒間はファイルの場所さえわかっていれば、簡単にコピーできた。その後フリーズしてしまうので抜き差し作業しないといけない。
デバイスマネージャでディスクの無効化、有効化を繰り返すのも有効。その場合でも一旦USBプラグを抜かないと再開できないくらいフリーズしてしまう。
30秒でコピーできる画像は150個ぐらい、容量にして200MBくらい。
だから1.7GBあったLightroomのカタログファイルは救出が困難であきらめた。3ヶ月前のバックアップされていたカタログファイルで再スタートした。
合計15GBのデータ救出に成功。殆どが写真、少しのドキュメント。
救出に失敗、諦めたのは lightroom のカタログファイル。
ここまでできるようになったのは11日後だった。途中は復旧作業に専念していたわけではないが毎日PCとにらめっこしてあれこれしていた。Samsung S8のルート化もできた。オンラインバックアップ作業も行っていた。
ファイル救出後、SSDをフォーマットしてみたがどうしても30秒後にはフリーズしてしまう。
物理的な故障であろう。電気系統の問題か。
5年間保証だから交換してくれるのだろうか。まだ3年弱。
サポートメールしてみたら、金沢のセンターに送れとのこと。
ヒンドのSamsungで交換できればいいのだが。
CrystalDiskMark 30秒の僅かな時間に表示できた。その後フリーズする。
正常と表示されるが。
SanDisk SD7SD6S128G1001 128GB との比較。
できなかったこと
ddrescue, dd if of, でパーティションのクローンを取ろうとしたが。不成功。
Windows 用のクローンソフトでもだめ。
ファイナルデータなどの復旧ソフト、ファイル救出ソフトもすべてだめだった。
SSDがすぐに認識不良になってしまうのだから、最後までディスクをスキャンできない。