菜種=油菜=アブラナ=ナバナの品種には日本在来種と西洋種がある。

日本在来種にはエルシン酸が含まれるから食用には適さないという。

エルシン酸、エルカ酸が心臓疾患を引き起こすという。

そんな話が信じられるだろうか。

 

 

のらぼう菜は江戸時代から栽培されているようだが、そもそも西洋種ではないか。

 

 

全く馬鹿げている。

「恐れがある」というだけ。

実際に人が死んだとかいう証拠はない。

 

遺伝子組み換えの外国産ナタネから輸入されるキャノーラ油の方がよほど不自然で危険。

日本在来種の菜種=油菜の種子が買える店

菜種 種子 (1kg 約1.5リットル) なたね 菜の花 なのはな ナタネ 栽培用

 

蓮華とエンドウ豆の種も一緒に注文した。

 

来春には菜の花でいっぱいにできるかな。

ナタネとレンゲとはだか麦の種を一緒に混ぜて蒔いたらどうなるだろう。

 

追記:これは「品種:日本在来種」と書いてあるが、葉っぱの感じは西洋風だった。まがいものだろう。

 

「農業生物資源ジーンバンク」で

「ナタネ、在来ナタネ、アブラナ」を検索して取り寄せるしかない。

 

塗毒種子もあり

 

 

少し前にヨドバシオンラインでサカタの種「早春なばな」を買ったら青い種だ出てきてびっくりした。袋に「チウラム処理済」と記されていた。

 

 

 

「早陽一号」という品種で、固定種ではなく、「抽だいも安定し栽培容易な洋種系一代交配種。」だった。

 

 

多くの販売サイトでは、F1種=一代交配種なのか否か、塗毒(種子消毒)の有無について商品説明記載されていない。

 

サカタのタネの本家サイトでも説明がない。

重要事項の説明欠如で、サカタのタネは信用できない。

ヨドバシの種子は安くて送料も無料なので良いのだが、種の数量についての説明記載がない。

 

 

エルシン酸(エルカ酸)をめぐる議論は、科学的なデータと伝統的な食文化の価値観が交錯する複雑な問題です。ご指摘の通り、一面的なリスク評価だけでなく、多角的な視点から考える必要があります。以下に、論点を整理します。

1. エルシン酸の健康リスク評価の限界
(1)動物実験の特殊性
ラット特異性:
オスのラットでの心筋症報告が主な根拠ですが、他の動物(犬・サル・ヒト)では再現されていません。
ラットはβ酸化(脂肪酸代謝)の仕組みがヒトと異なり、エルシン酸を代謝しにくい特性があります。
ヒトではエルシン酸も代謝可能(心筋症との関連は未確認)という研究があります(Food Chem Toxicol, 2016)。

(2)ヒトでのエビデンス不足
疫学データの欠如:
日本や欧州で伝統的に高エルシン酸菜種油を摂取してきた地域で、心臓病の増加は報告されていません。
インドの伝統食(マスタード油:エルシン酸30~50%)でも同様です。

(3)リスク評価の不確実性
国際機関(FAO/WHO)は「ヒトでの有害性は証拠不十分」としつつも、予防的観点から基準を設定しています。

2. 伝統的な菜種油の価値と矛盾
(1)歴史的な実績
江戸時代から戦後まで、高エルシン酸菜種油は日本の食文化を支え、問題なく消費されてきました。
天ぷらの「パリッとした食感」は、エルシン酸の高い融点(33℃)による特性です。
工業化以前の菜種油は、低温圧搾・未精製で、現代の高温抽出油とは組成が異なった可能性があります。

(2)品種改良の光と影
キャノーラ油の普及:
エルシン酸低減は「リスク管理」というより、国際市場での競争力確保が主因でした。
カナダが1970年代に「キャノーラ」(Canola: CANadian Oil, Low Acid)を開発し、米国FDAの認可を得た背景には貿易戦略があります。

(3)多様性の喪失リスク
在来種の衰退は、食文化の均質化や遺伝資源の減少を招きます。
イタリアのオリーブオイルやフランスのバターのように、伝統的な油脂の多様性は文化遺産として保護する価値があります。

3. リスクとベネフィットのバランス
(1)「過剰摂取」という視点
エルシン酸に限らず、リノール酸の過剰摂取(炎症促進)やトランス脂肪酸の害はより明確です。
重要なのは「特定の油脂に偏らないバランス」です。

(2)適用量の重要性
伝統的な菜種油を少量・時折使用する程度なら、健康リスクは無視できる可能性があります。
例:天ぷらや揚げ物を月に数回、家庭で作る場合。

(3)自主的な選択の尊重
消費者が「エルシン酸含有量」を明記した上で、リスクを理解して選択できる環境が理想的です。
EUでは高エルシン酸マスタード油が「伝統的特産品」として流通しています。

4. 消費者として考えるべきポイント
1. 情報の透明性:
メーカーに成分分析データ(エルシン酸含有量)の開示を求める。
2. 使用目的の明確化:
高温調理には適した油脂(オリーブオイルやごま油)を使い、伝統菜種油は風味付けに限定。
3. 多様性の維持:
在来種の栽培を支援し、種子の保存や地域ブランド化を促進する。

結論
「エルシン酸=危険」という単純化された議論は、科学的に不十分です。
伝統的な菜種油は、歴史的な実績と文化的価値を再評価しつつ、適量使用という現実的な選択肢として位置付ける必要があります。
一方で、国際基準や業界自主規制は、不確実なリスクに対する予防策として一定の意義を持ちます。

最終的には、「多様な選択肢が共存できる市場」 が理想です。消費者は科学的データと自身の価値観を天秤にかけ、納得できる選択をすることが重要でしょう。

 

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