Amazon AWSの1年無料期間が終わるので移転した。
無料といっても月3ドルぐらいの請求はされていた。データー転送量の課金である。
移転の手順はこんな感じ。
- 新サーバーのSSHログイン操作環境を整える。
/root/.bashrc などのコピー - 新旧サーバー同士でSSH でパスワード無しでログインできるようにする。
- webmin のインストールし、新旧サーバーの環境を同期させる。
- /home/kusanagi を新サーバーに全転送
tar cpzPf - /home/kusanagi | ssh new.makotoiwasaki.com 'tar xvpzfP -'
- webmin の MySQL Database Server 設定画面でデーターベースをBackupし、データを新サーバーにSSHで転送し、新サーバーのwebminで Execute SQL しデータをインポートする。
- /etc/nginx 以下の設定ファイルを転送コピーする。
- データの転送同期が完了し準備が整ったら、最後にDNSサーバーのIPアドレスを新サーバーのIPアドレスに変更する。この時点でWordpressの移転は完了。
- メール環境を整える。だいたい以下のファイルを転送コピーした。
tar cpzPf - /etc/sendmail.cw | ssh new.makotoiwasaki.com 'tar xvpzfP -'
tar cpzPf - /etc/aliases | ssh new.makotoiwasaki.com 'tar xvpzfP -'
tar cpzPf - /etc/pki/postfix | ssh new.makotoiwasaki.com 'tar xvpzfP -'
tar cpzPf - /etc/webalizer.conf | ssh new.makotoiwasaki.com 'tar xvpzfP -'
tar cpzPf - /var/spool/mail | ssh new.makotoiwasaki.com 'tar xvpzfP -'
tar cpzPf - /etc/postfix/virtual.db | ssh new.makotoiwasaki.com 'tar xvpzfP -'
tar cpzPf - /etc/pki/CA | ssh new.makotoiwasaki.com 'tar xvpzfP -'
tar cpzPf - /root/cronfile | ssh new.makotoiwasaki.com 'tar xvpzfP -'- webmin でpostfix 等の設定ファイルを新旧サーバー間で同期コピーする。
- AmazonもConoha のkusanagi もサーバー環境は全く同じになる。
- Amazon EC2 の解約作業。インスタンスの terminate , Elastic IP (固定IP)のリリース
- Elastic IPのリリースができないのでサポートにメール要請。
- https://portal.aws.amazon.com/gp/aws/html-forms-controller/contactus/ec2-email-limit-rdns-request からIPリバースDNSの設定解除を申請する必要があるらしい。
- Elastic IP を残しておくと時間単位で課金されるので注意。
- IPリバースDNSの設定解除が完了すると、すんなりElastic IPのリリースができた。
ConoHa のいけないところ
支払い方法で Debitカードが使用できない。これはGMOグループ全体で共通の問題。
ConoHaチャージというデポジット方式が利用でき、その前払いにはDebitカードが使用できるが、常に残高を気にしなければならず、面倒。
多めに払っていると、他社サーバーに移転したい時にきっちり移転できないので、きっちり、最小限の請求金額を払っておくほうが良い。
3月21日、最近、AWSに競合する、Google Cloud Platform というサービスで、無料で永久にサーバー立てられることになった。ただし、アメリカのサーバーから他の地域の転送量は1GBしか無料でない。転送量課金が問題。1年間300ドル分までは無料になるようだが。