翌朝5時半に紫尾温泉の共同浴場にいってみた。この季節まだ暗いが続々と客が来ては帰っていく。 5時からやっているのはめずらい、感心。 ここは2重価格制で、紫尾区居住者が100円でよそ者は200円となっている。番台の人に聞いてみると、紫尾区の財産だから、という。市の補助金も入っているだろう、と尋ねても、いや、自分たちの金だけでやっているという。おそらく嘘である。このような区の施設が補助金なしに建設されているはずはない。さつま町に情報公開請求すればよい。 仮に地域住民の財産であったとしても、このような居住地差別価格は許されるだろうか? 不公正感を抑えることはできない。 「己の欲せざる所人に施すことなかれ」、自分にされたくないことは人にするなかれ、という原則に反する。 紫尾区の住民が一歩区の外に出た...